健診で「腎機能の低下」を指摘された方へ
健診結果でeGFRの低下や尿蛋白を指摘され、不安を感じていませんか。腎臓は全身の血管が最も密集している臓器であり、腎機能の低下は血管の老化と深く関わっています。
放置すると、将来の透析だけでなく 心臓病・脳血管疾患・認知症のリスクも高まることが分かっています。当院では、医学的根拠に基づき、原則として健康保険を適用した精密検査を行っています。
あなたの「腎臓リスク」を今すぐチェック
■腎臓病(CKD)重症度セルフ判定:CKD重症度分類
eGFRの数値を入力してください(0〜200の数字)
尿蛋白の結果を選択してください
※ この判定はあくまでセルフチェックの目安です。正確な診断は必ず医療機関でお受けください。
※ 原疾患(糖尿病性腎臓病か否か)は考慮せず、一般的なCKD分類の簡略版として表示しています。
なぜ「今」、精密な検査が必要なのか
- 沈黙の臓器:腎臓は症状が出にくく、40歳を過ぎると自然に機能が低下します。
- 全身への影響:腎臓の血管が弱まると、脳(認知症)、筋肉(寝たきり)、心臓(心不全)などのリスクが連鎖的に上昇します。
- 介入の好機:自覚症状がない段階こそ、治療効果が最も高い時期です。早期に進行を抑えることができます。
当院の「精密・腎保護セット」について
当院では、腎臓の“現在の状態”を正確に把握するため、以下の検査を すべて保険診療で実施しています。
①血管年齢検査(CAVI/バセラ)
腎臓の血管の“老化度”を可視化 。
わずか5分、服を着たままで全身の血管の硬さを判定し、「血管が今何歳相当か」を確認します。
②精密腎機能検査(シスタチンC)
通常のeGFR(クレアチニン)では筋肉量に左右されて正確に出ない場合があります。
シスタチンCを用いることで、あなただけの正確な腎機能を測定し、隠れた機能低下を見逃しません。
③尿中塩分測定・蛋白定量
無意識に摂りすぎている「塩分量」を数値化し、具体的な減塩対策に繋げます。
尿蛋白を詳細に調べることで、将来の心血管合併症リスクを早期に把握します。
安心の費用案内
健診で異常(CKDの疑い)を指摘された方の受診は、病気の早期発見という医学的根拠があるため、原則として健康保険が適用されます。
【費用の目安(3割負担の場合)】
| 初診・精密検査費用 | 原則3,000〜5,000円前後 |
|---|---|
| 検査セット内容 |
|
- 実施項目により多少前後しますが、不要な自費診療を勧めることはありません。
詳しくお知りになりたい方に
腎臓から始める、全身・老化予防プログラム
■なぜ「今」、予防が必要なのか
腎臓は老化を決める臓器です 。 腎臓は「糸球体」という細い血管(毛細血管)の塊でできています。
最新の研究では、慢性腎臓病の患者さんは全身の毛細血管の量が低下していることが報告されています。
体の中の血管の98%は毛細血管です。
- 脳で少なくなれば:認知症のリスク
- 筋肉で少なくなれば:寝たきりのリスク
- 心臓で少なくなれば:心不全のリスク
腎臓は、全身で最も毛細血管が密集している場所です。だからこそ、腎臓の健康を守ることは、全身の血管の老化を「予防」することに直結するのです。
■視覚で知る:心臓の血管の減少
こちらの画像は、心臓の毛細血管(赤いポツポツ)を比較したものです。

一度失われた血管を完全に戻すことは難しい。
この「赤いポツポツ」をこれ以上減らさないための「予防」が、あなたの10年後の健康を左右します。
■あなたの血管年齢・セルフチェック
以下の項目に心当たりはありませんか?一つでも当てはまれば、血管の老化が進んでいるサインかもしれません。
- 身体のサイン
- 以前に比べて、階段で息が切れやすくなった
- 手足が冷えやすくなった
- かすり傷が治りにくくなった
- 同じものを食べても太りやすくなった
- 健康診断の結果
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病を指摘されている
- 健康診断で「尿蛋白・慢性腎臓病の疑い」を指摘された
- 腎血管の「逃げ道」が、あなたの寿命を決める/なぜ「血圧」だけ見ていてはいけないのか?
- 「血圧が高いから薬を飲む」のは大切ですが、もっと大切なのは「なぜ血圧が上がっているのか?」という原因を知ることです。その答えは、目に見えないほど細い「毛細血管」の数にあります。
毛細血管は血液の「逃げ道」です。

一度消えた血管は、戻りません。
- 毛細血管は一度失われる(脱落する)と、完全に元の数に戻すことは非常に困難です。
- 「今の血圧が高いのは、血管の『数』が減り始めているサインかもしれません。これ以上、逃げ道を減らさないための『予防』を今すぐ始めましょう。」
当院では以下の検査で、皆さんの生活習慣病を腎臓内科の視点から拝見します。